築いたにせよ、奪ったにせよ、最初の者は賞賛を受ける資格がある、それは当然だ。

だが自分の実力や努力によることなく単に相続によって権力や富や名誉を手に入れた者が何を主張する権利があるというのだ。
血統による王朝などという存在自体がおぞましい。
権力は一代限りのものでそれは譲られるべきものではない、奪われるものなのだ。
銀河英雄伝説 ラインハルト・フォン・ローエングラム
気づいたにせよ、だろうか?
これには共感があった、あったんだ。
だが、家もまた力なんではないかと思うようになった。
極端な話ラインハルトも貧乏であれ貴族の家に生まれたことと貧乏な平民の家に生まれたのではその後の展望は変わっていたはずだ。
それは少ないながら世襲によるものだ、良くも悪くも生まれは選べない、なら相続を得られる家に生まれるのは運という自分の力の一端であると。
だが、その相続から得られるものは本当の実力で得たものではない、それにふさわしい実力をつける義務はあるのだと。
その努力を怠っているならやはり何も主張する権利はないのだろう。
今日のひとこと
でも、まあ、親が金持ちでニートれる環境だったら俺はニート兼引きこもりだったろうな。
本当に、良くも悪くも生まれは選べないな。