見えたぞ、エンディングが

神のみぞ知るセカイ 桂木桂馬
いいな、この人はいいね。
なんという天才、なんという変態、俺もここまで突き抜けたかった。
記憶力、分析力、観察力、考察力と頭の良さが半端ない、それに根性もある
そしてぶれない、完結した世界にいる住人、俺もそうなりたかった。
ただちょっとはリアルに興味か関心かを持ち始めてもいるようだったね。
性格は基本お人好しでリアルなんてどうでもいいと本気で考えてる癖に本当に困ってるときは手を貸してしまう。
歩、美生、かのん、栞、楠、ちひろ、長瀬、月夜、みなみ、スミレ、七香、結、檜
と攻略対処を書き出して思い出してみると、心の中を読み過ぎじゃないか、栞なんてモノローグを読むとか、みなみはほとんど話さず誘導しやがったし、この世界のゲームは内面描写が神すぎるのか、桂馬さんが神なのか、どちらにしても人の心を推し量る天才。
そうか、じゃあ空の絵は誰が見てやるんだよってことか、桂馬さんにとってゲーム女子はプログラムの存在ではない、心から愛すべき女性なわけだ、そんな相手を年がら年中思ってる桂馬さんの恋愛力はすさまじく高い、相手の欲してるものを察知する能力とでも言うのか、ツンデレ系など分かり易ければほぼ完全に、逆にちょっと特殊な属性な相手だと時間がかかったり噛み合わなかったりするわけか。
今日のひとこと
俺はどうなのかな、現実から逃げるためのゲームなのだろうか。
桂馬さんとは違うな、ヒロインを助けるのは主人公の役目で俺の役割ではない。
確かに俺は彼女たちを愛している、でもやはり、偶像としての愛なのだろうか。
それもある、だが、嫁はいる、主人公がいない物語もある、ヒロインが主人公の物語もある、俺はそんな世界の彼女たちを守りたい。
現実逃避は否定出来ない、だが彼女たちの愛も否定させない。
そう、桂馬さんの最も尊敬できたのは空を助けてあげたことだったのだからな